モラハラと夫婦喧嘩の基本的な違いと境界線

本日もお疲れさまです!

こんにちは オレゴンから ゆみです 

お陰様で今日も元気にしております。

モラハラを受けているのに、全く自覚がなくただ性格の問題だとか夫婦喧嘩の一部と思ってしまっている方は沢山いられます。

モラハラってドメステックバイオレンスの中でも本当にタチが悪いんです

目に見えるあざがある訳でもなく、証拠を残すことも難しくて線引きが難しいからです。

モラハラは会社の上司と部下、恋人同士の間でもよく問題視されていますが

今回はモラハラと夫婦喧嘩の違いをお伝えしていきます。

目次

モラハラとは?

モラハラとはモラルハラスメントの略で 精神的ドメステックバイオレンスのカテゴリーになります。

ちなみにアメリカでは、エモーショナルハラスメント(Emotional Harassment)と呼ばれています。

モラハラの加害者は、言葉や態度で相手を軽蔑したり、否定することを繰り返しながら徐々に相手を自分の支配下に置いていきます。

彼らは言葉巧みに、あなたが間違っていて、自分が正しく優れているかを洗脳させて
相手に罪悪感を持たせていきます。

大きな声で怒鳴る

卑下する言葉を言う

命令口調ではなす

全てあなたのせいにする

ものに当たり大きな音を立てる

子供の事はあなたの育て方が悪いと非難する

車の運転が乱暴で怖い

自分がうまくいってないことをあなたのせいにする

理由もなく何日も口を聞かない

これらは代表的なモラハラに当たる行動です。

モラハラは骨折やあざ等目に見える傷がない為に、発見が遅れて気がついた時には精神的に追い詰められて最悪のことを招きかねません。

その特徴

1世間体がいい

言葉は悪いですが、とにかく外面がいいんです!だから会社でもご近所さんからも
まさかこの人が!と思われるほど良い人に写っている為、周りに相談しても信じてもらえないことがあります。

2とにかく自分が正しい

自分を正当化するためには、相手のせいにしてどんな嘘でも突き通します。

3プライドが高い

自分は他者よりも優れていて、それを世間が認めることをのぞみ、人からの自分の評価をとても気にします。

そしてもし相手が自分より優れていることがわかった途端、彼らはそういった人からは距離を置いて自分の地位を守るのです。この場合の多くは、相手の地位や知名度、学歴、年収、体格に固執してることが多いです。

4自分だけの価値観とルールがある

自分の価値観を相手が認めないと、相手を全否定していかにあなたが間違っているかを自分のルールで追い詰めます。

5相手のミスを責め続ける

もしあなたが何かミスをしたら、その失敗をとことん責め続けることで
あなたがいかにできない人間で、自分がいかに優れているかを示します。

6自分より弱い相手を作り優越感を得る

世間でいい人を装ってる為に、自分より弱い立場であるあなたを
コントロールすることで自分のストレスを発散する。

境界線を知る

モラハラと夫婦喧嘩その大きな違いは夫婦間に上下関係があるかどうかです。

夫婦間で何かを決める時 

例えば子育てのことだったり、些細なことや、意見の食い違いから喧嘩に発展してしまうことはどの家庭でも経験があることだと思います。

”夫婦喧嘩は犬も食わぬ”と言うことわざがあるように、ほとぼりが冷めればお互い言いすぎたことだったり、間違いを謝って、お互いの意見を尊重し合い理解して問題の解決に至りますよね。

そういったことの繰り返しで夫婦の絆も深まっていくんだと思います。

夫婦喧嘩の場合は 関係性が対等なんです お互いに意見が言えるんです。

しかしモラハラがある場合は、自分の意見が言えない、怒らせたらどうしょう、と相手に対して恐怖心を感じます。

あなたが夫婦間で意見が言えない この時点で上下関係が出来上がっています。

彼らは、自分のルールに基づいて相手を自分の思い通りにさせて、自分の支配下に置くことによって優越感と満足を得るのです。

あなたの自己肯定感を下げるような言葉を投げかけてきたり、夫婦での決め事も仮にあなたが意見を言えたとしても
鼻で笑ったり、バカにした態度であなたを見下げます。

もしあなたが、彼がいる部屋にいるだけで怖いと感じたり、彼が帰ってくる時間になると怖くなったりしているのであれば(ちなみに私は過呼吸になりました)

それは夫婦喧嘩ではなくて、モラハラです。

モラハラは治るのか?

モラハラ加害者は、常に自分が正しいと言う考えがあるために相手に寄り添うとか、相手の意見を聞き入れることをしません。

その為、話し合いで解決することはまず不可能なんです。被害者がいくら話しても、油に火を注ぐことになるだけです。

カウンセリング等の専門家の力を借りることも推奨されていますが、加害者にはモラハラをしているとう自覚がないため仮に専門家のところを訪れたとしても、そこでも彼らは自分を正当化する嘘をつくのです。

よっぽど本人が自覚しない限り、残念ながら治ることはないと私は思います

しかし、彼らモラハラ加害者はそれをコントロールすることはできるのです。

なぜならば、職場や近所ではいい人に見られているのですから。

外でいい人を演じて、そのストレスを被害者をコントロールすることによって発散させているのです。

私の経験

まだ結婚をしていた頃の私には モラハラがドメステックバイオレンスとう概念がなく、その人の性格みたいな捉え方をしていました。今よりもいろんな情報がない中でたどり着いたのが、”自己愛性人格障害”という言葉でした。読めば読むほど彼に当てはまり、すごい勇気を出してそのことを彼に伝えたことがありました。

結果は、すごい剣幕で怒りをぶつけられました。

自己愛性人格障害(Narcissistic Personality Disorder, NPD)は、自己中心的で他者を軽視する傾向が強い人格の障害です。

自己愛性人格障害とモラハラの違い

自己愛性人格障害は精神的な障害であり、自己重要感の強さや他者への共感の欠如が特徴です。自己中心的な行動や他者を利用する傾向があり、治療が難しいことが多いです。

モラハラは、精神的な支配や精神的虐待を通じて他者を傷つける行為であり、必ずしも精神障害によるものではなく、意図的に相手を支配することを目的とした行動です。

まとめ

モラハラの加害者は、自分でDVをしている自覚がありません、そして被害者はコントロールされていることになかなか気づかないんです。

何度も言います!夫婦の間で、言いたいことが言えないという時点でアウトです。

人生を共に歩んでいくパートナーとは、常に対等な関係であってこそお互いの意見を尊重し合い成長していけるんだと思います。

この記事があなたの一歩につながりますように

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