17歳の息子が運転免許を取った|オレゴン州のドライビングスクールと保険料、そして母の本音

本日もお疲れさまです!

こんにちは オレゴンから ゆみです 

おかげさまで、今日も元気でやってます。

子どもが運転免許を取る。

親にとっては、「やっと送り迎えから解放される!」という嬉しい瞬間……のはずやと思っててん。

でも、実際に息子が免許を取った私は、思っていたのとは少し違う気持ちになりました。

嬉しい、誇らしい、なのに、なぜか寂しい。

そして、免許を取った息子を見ながら、以前友人に言われた言葉を思い出したんです。

「子どもが免許を取ったら、もう親の出番なくなるよ」

あの時はよくわからなかったこの言葉の意味が、今なら少しわかる気がします。

この記事では、17歳の息子がオレゴン州で運転免許を取るまでの道のりと、私が440ドル払ってでもドライビングスクールに通わせた理由。

そして何より、17年間息子を守ってきた私が、少しずつ手を離していくまでの話を書きたいと思います。

目次

15歳の誕生日、息子の免許への道が始まった

息子が15歳の誕生日を迎えたその日。

速攻誕生日の夜に、オンラインで筆記試験を受けて、見事合格しました。
息子はこの日を、ずっと待ちわびていました。
「免許が取りたい!」その日が、やっと来たわけです。

私の住むアメリカ・オレゴン州では、15歳から仮免許の取得に向けた手続きができるんです。

学科試験に合格し、視力検査などの条件を満たすと、仮免許を取得できます。

仮免を取れた息子、でも私は、すぐに息子を運転させることができませんでした。

なぜならば、怖かったから。

15歳の息子が、まだ運転経験もないまま公道を走る。

そして私は、その助手席に座る。

想像するだけで、こっちの寿命が縮みそうでした。

それでも、免許取得を目指すなら、息子と2つ約束していたことがあります。

「免許を取ったら、ガソリン代と保険代は自分で払うこと!」

そして、「ドライビングクラスに通って免許を取得すること!」この2つです。

自由には責任がついてくる。そこだけは、最初から伝えていました。

初めての運転は、大きな駐車場

最初の練習は、近所の普段使われていない大きな駐車場へ連れて行きました。

シート、バックミラー、サイドミラーの調節から始まった、息子の初めての運転。

速度の調節、ブレーキの癖、内輪差……。

遠い昔に自動車学校で学んだ知識を、今度は私が息子に言葉で伝える。

まぁ、難しい!そして……縁石に乗り上げる息子。

本人も緊張しているし、初めての運転って、思っていた以上に大変だったようです。

息子はもともとマニュアル車に乗りたがっていました。

でも、この時に言った言葉が、「俺、絶対マニュアルなんて無理やわ。やること、注意すること多すぎる」でした。

……この言葉、後でちゃんとつながるんですけどね。

この写真、ちゃんと本人の許可を得て載せてます(笑)

オカン教官、フリーウェイを走る

その後、友達のご主人が息子の運転練習を買って出てくれたんです、親の私でも怖くてできひんかったのに。3回ほど、1−2時間ずつ運転を教えてくれて、本当に感謝しかありません。

学校の部活動が忙しく、免許取得のためのドライビングクラスも、なかなか取ることができませんでした。申し込もうとしても、すぐに枠が埋まってしまう。
せっかく取れたクラスも、部活動と重なって断念したこともありました。

だから、その間も部活動の遠征などで、私はめっちゃ勇気を出して息子に運転させていました。

長距離のフリーウェイ。片道4時間。しかも、事故の多い道路まで!
毎回、助手席に座っている私は、優雅に助手席に座っているどころか、間違いなく息子以上に緊張していました。

常に前を見て、「車間距離!」「スピード!」「ちゃんと見て!」……と言いたくなるのを、なるべく我慢していました。

ところが、少し運転に慣れてきた息子は、だんだん調子に乗ってくる。

そして、ある日。

車間距離が近い、しかも、フリーウェイ。

私は当然、注意しました。

すると……「ママは教官でもないのに、自分の考えを押し付けんといてくれ!」

って、ほざきやがったんです!!!!

はい。オカン、ブチ切れました。「次の出口ですぐ降りろ!」「2度と私の車を運転させへんからな!」運転交代!本気で腹が立ちました。

その後しばらく、息子には運転させませんでした。親子ですからね。この後も、何度も喧嘩しました。

「クラスなんて必要ない!」「お金の無駄や!」……いや、私が払うんですが?

もちろん、オレゴン州では、ドライビングスクールに通わなくても、規定の時間を練習して路上試験を受ける方法があります。

だから息子の「クラスなんて必要ない」という主張も、制度上は間違っていません。それでも私は、どうしてもクラスを受けさせたかった。

安全面だけじゃない。もう一つ、私には理由がありました。保険です。

若いドライバーを保険に追加すると、どうしても保険料は高くなる。

私は、プロから運転を学ぶことだけではなく、認定されたドライビングスクールを修了することで、保険料の割引につながる可能性があることも知っていました。

免許を取るその瞬間だけじゃない。

その後のことまで考えて、私はクラスを受けさせたかったんです。

440ドルのDriver Education。お金を払ってでも受けさせたかった理由

やっと手に入れたドライビングスクールのクラス。

初日は、両親も一緒に参加する説明会がありました。そこで教官から強く言われたのが、免許取得後の同乗者について。免許を取ったからといって、すぐに友達や恋人を乗せていいわけではない。

「乗せたくなると思うけど、半年間だけは我慢してください」そんな説明がありました。

免許を取って自由になったことで、調子に乗ってしまう。

特に高校生男子なんて……そうなることしか想像できひんやんね。

息子が通ったのは、オレゴン州の認定されたDriver Education。
約2か月間のコースで、基本的には週2回が学科、週1回が運転の実技でした。

学科は合計30時間。授業を受けるだけではなく、テストもあり、80%以上の正解率が必要でした。そして学科の授業の他に、実際の運転クラスを受けます。運転の実技は合計12時間。インストラクターが助手席に乗り、息子だけでなく、ほかの生徒も同乗して、実際の道路を走ります。

そして、スクールでの12時間とは別に、家庭でも5時間以上の実際の運転練習を行い、その記録を提出する必要がありました。

つまり、「スクールに通えば、それで運転練習は終わり」ではない、家に帰ってからも、親と一緒に練習です。

はい。オカンの寿命、また縮みます(笑)。

仕事が終わって学校へ迎えに行き、そのままクラスへ送る、クラスが終わったら、また迎えに行く、そして家に帰ってからも、運転の練習。

ほんまに毎日、時間との戦いでした。

あの頃は、「いつまで続くんや……」と思っててんけど、今振り返るとこの送り迎えこそが、私と息子の充実した毎日やったんかもしれません。

息子が受けたDriver Education内容
期間約2か月
学科30時間
学科の授業基本週2回
学科テスト80%以上の正解率が必要
運転実技12時間
実技の頻度基本週1回
家庭での練習スクールとは別に必要
費用$440

オレゴン州|高校生が免許を取る2つの方法

オレゴン州では、大きく分けて2つの方法で本免許取得を目指すことができます。

自分で必要な時間を練習して路上試験を受ける方法と、オレゴン州認定のDriver Education(ドライビングスクール)を受ける方法です。

① 自分で練習する② Driver Educationを受ける
15歳学科試験・視力検査 → 仮免許同じ
仮免取得後21歳以上・免許歴3年以上の人に同乗してもらい練習同じ
必要な練習時間100時間50時間
スクール不要ODOT認定Driver Education
路上試験DMVで受験条件を満たせば免除
仮免許の保持6か月以上6か月以上
本免許条件を満たして路上試験に合格条件を満たして取得

※免許取得の条件や試験・練習時間などは変更される場合があります。
最新の条件はオレゴンDMV公式サイトから確認してください

高校生の自動車保険で知っておきたい割引

そして、私が息子にクラスを受けさせたかった、もう一つの大きな理由が保険でした。

アメリカでは、子どもが運転免許を取って親の自動車保険に追加されると、保険料が大きく上がることがあります。

そこで知っておきたいのが、保険会社によって用意されている学生向けの割引です。

割引どんなもの?
Driver Training Discount認定された運転教育を修了すると対象になる場合がある
Good Student Discount成績など一定の条件を満たした学生が対象になる場合がある
複数の割引条件を満たせば、複数の割引が適用される場合もある

※割引率や条件は保険会社によって異なります。年齢、運転歴、成績、加入している保険などによっても変わるので、免許取得前に保険会社へ確認してください。

そして、息子の場合。

Driver EducationとGood Student Discountの両方を利用することができ、保険料は約20%割引になりました。

これは、これから保険料を支払っていく息子にとってかなり大きかったと思います。

もちろん、Driver Educationそのものに440ドルかかっています。

だから、「クラス代を払ったら得!」と単純な話ではありません。

でも、プロから運転を教えてもらえて、安全について学べて、さらにその後の保険料も少し抑えられる。

そう考えると息子にクラスを受けさせてよかったと思っています。

「子どもがこれから免許を取る」という方は、免許取得前に、加入している保険会社へ「Driver Educationを修了したら割引がありますか?」と確認してみるのもおすすめです。

免許を取るということは、車を買う、ガソリン代がかかる、保険料もかかる。

「免許を取ったら終わり」じゃなくて、そこからの方がお金がかかるんだよね

そして、息子は自分のハンドルを握った

免許を取った息子は、夏休みということもあって、自由に出かけるようになりました。

今までなら、私が送っていた場所へも自分で行く。

友達と出かける、自分で帰ってくる、それはまるで、糸の切れた凧。

「やっと送り迎えから解放された!」そう思ったのも、もちろん本音やねんけど。

でも、送り迎えがなくなったら、今まで感じたことのない、寂しさと、別の心配が増えてん。

「ちゃんと着いたかな」「大丈夫かな」「まだ帰ってこないなぁ」って。

そこで、以前友人に言われた言葉を思い出しました。

「子どもが免許を取ったら、もう親の出番なくなるよ」

確かに、毎日の送り迎えはなくなりました。

息子が自分でハンドルを握って、自分で判断して、自分の行きたい場所へ走っていく。

私はただ「気をつけるねんで!」「アホな運転したらあかんでー」と見送るしかない。

でも今思うのは、親の出番がなくなったんじゃない。親の役割が変わったんやなぁって感じています。

手を引いて歩くことから、「気をつけてね」と見送ることへ、そして最後は、信じることかな。

私自身が免許を取った時も、親はこんな気持ちだっんだきっと。
今みたいに携帯で位置情報がわかるわけでもない。
私がどこかへ出かけるたびに、「ちゃんと帰ってくるかな」って、心配していたのかもしれない。

60歳になった今、あの頃の親の気持ちがわかった気がしました。

シングルマザーとして、息子を育ててきました。

心配もした。喧嘩もした。「もう知らん!」と思ったことも何度もあるし、息子追い出すわけにいかんから、私が家出したこともあります。

そんな息子が、自分で車を運転して、自分の行きたい場所へ行く、その姿を見て、「私、ここまで育てたんだな」と思いました。

嬉しい。誇らしい。そして、ちょっと寂しい

たぶん、これが子どもが自立して、親離れしていくということなんやろうね。

息子が、自分の人生のハンドルを握り始めた。だったら私も、そろそろ自分の人生のハンドルを握り直そうと思う。17年間、息子を守ってきた。これからは、息子を信じながら。

私も私の人生を、もっと自由に走っていこうと思います。

まとめ

息子が小さい時は、早く大きくなってくれーって、毎日思ってたけど、気がつけばシニア。たくさんの送迎してきたなぁ。。。習い事の大会や、片道6時間もオカン頑張った。

今子育て真っ只中の、世界中のママ!

気がつけばあっという間に、大きくなってまうよ!

振り返ると、時間との戦いの送迎の日々こそが、いちばん充実してたなぁって感じています。

子育ても暮らしも、その時になって初めて「どうしよう」って思うことが多いと思うねん。

今は必要なくても、「あ、そういえばこんな記事あったな」って思い出してもらえたら嬉しいです。そんなときには、また覗きにきてください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

  • URLをコピーしました!
目次