本日もお疲れさまです!
こんにちは オレゴンから ゆみです
お陰様で今日も元気にしております。
仮面夫婦という言葉を聞いたことがありますか?
私がこの言葉を知ったのは、ずいぶん前になりますが
日本の芸能ニュースからでした。
巷ではおしどり夫婦と見られていた芸能人同士の夫婦が実は仲良しを装っていたという離婚のお話でした。
この時に初めて『仮面夫婦』という言葉を知りました。
この仮面夫婦の中で生活している子供たち
いきなりですが結論から言います。
『仮面夫婦』
世間を騙すことをできても
子供は気づいてますよ。
今回の記事では仮面夫婦がもたらす子供のへの影響についてお話ししますね。
仮面夫婦とは
「仮面夫婦」とは、簡単に言うと一見すれば夫婦関係が成立しているように見えるものの、実際には夫婦の間に愛情や信頼もなく、形式的にだけ一緒に暮らして夫婦を装っている状態を指します。
気づかないうちに仮面夫婦になっていませんか?もしくはもう気づいているとか?
仮面夫婦かも?と思ったら以下のチエックをしてみてください。
仮面夫婦のチェックリスト
- 日常会話がほとんどない
- 必要最低限の会話(家事や子ども関連の話題など)しかせず、深い話を避けている。
- 一緒に過ごす時間が少ない
- 家にいても別々の部屋で過ごしたり、それぞれの趣味や仕事に没頭している。
- お互いに関心がない
- 相手の気持ちや考え、日々の出来事に興味を持たなくなっている。
- 愛情表現が皆無
- ハグやキス、手をつなぐなどのスキンシップがない。また、愛情の言葉もほとんど使わない。
- 相手の存在がストレス
- 相手と話すだけで疲れたり、顔を合わせるのがストレスになっている。
- 喧嘩すらしない
- 意見の対立があっても感情をぶつけ合うことを避け、冷めた関係を維持している。
- 相手の成功や喜びに無関心
- 相手が仕事やプライベートで何かを達成しても、「ふーん」と感じる程度で特に嬉しくない。
- 一緒に寝ていない(セックスレス)
- 別々の部屋で寝る、または同じベッドにいても会話やスキンシップがない。
- 共通の趣味や目標がない
- 一緒に楽しむことや共有する夢・目標がなく、それぞれ別の方向を向いている。
- 外では仲良く見せる
- 外出時や家族・友人の前では仲良く振る舞うが、それ以外の時間は冷めた関係に戻る。
- 離婚を考えたことがある
- 離婚を検討したことがあるが、経済的理由や子どものために思いとどまっている。
- パートナーに秘密が増えている
- 自分の本音やプライベートなことをパートナーに隠すようになっている。
- お互いに敬意がない
- 相手を尊重する気持ちが薄れ、言葉や行動で無視したり軽視している。
- 問題を放置している
- 夫婦間の問題を見て見ぬふりをして放置している。
これらは仮面夫婦に見られる特徴です、当てはまる項目が多いほど修復は難しいです
10個以上当てはまっていたら仮面夫婦といってもいいでしょう。
子供への影響
仮面夫婦が子供に与えてしまう影響は想像以上です。
今からお話しすることは私が色んなとことで、話ししてることです
子育てに正解はありませんが
ほとんどの親が子供に嘘はよくない、嘘はついたらダメよって!子供に教えるよね?
学校の先生も、警察でも嘘はあかんって。
一つ嘘をついたら、その初めについた嘘のために、二つ目の嘘をつくことになる。
ここではいい嘘もあるとか、白い嘘はとりあえず横に置いといてね。
仮面夫婦とは、実生活で子供が大好きなパパとママが一緒に自分の子供に嘘を教えているんですよ
本当は仲良しじゃないのに、仲良しの振りをしてるんです。
親は気づいてないかもしれないけど、子供は感じています、幼少期のお子さんならまず親の顔色を見るようになります。1歳2歳の子供でもその空気感をすでに感じています。
そして、パパとママのためにわざといい子を装ったりします。
物心がついてくる年齢になると、両親が仲のいい振りをしている行為は自分の為にしているのかもと思い始めます、自分がいるせいだと思ってしまい、親の前で気づかない振りをして家で過ごし、そのうちにに自己肯定感を失っていってしまいます。
子供は怖くて、聞いていけないんだって思ってしまうんです。

1. 心理的な影響
- 感情の混乱
表面上は仲良さそう見える親の間に本当は愛情や信頼がないことに気づき、子どもは戸惑い不安を感じます。
「なぜ親は本当の気持ちを隠しているのか?」「なぜ仲が良い振りをしてるのか?」と思いながらも怖くて聞くことができません。 - 罪悪感
子どもは「両親が仲が悪いことは自分のせいかもしれない」自分は「愛される価値がないのではないか」
と思い、自己評価が低下する原因となります。 - 安心感の欠如
家庭が本来持つ「安心できる場所」という役割を果たせないため、子どもがストレスを抱えやすくなります。
2. 行動や性格への影
- コミュニケーション能力の低下
両親の間に会話や感情のやり取りがない場合、それを見て育った子どもは、自分の気持ちを伝えることや他者と深い関係を築くことが難しくなる傾向があります。相手を信頼するのが怖いのです。 - 攻撃的または内向的な性格の形成
家庭内のストレスが原因で、子どもが学校や友人関係で攻撃的になったり、逆に引きこもりがちになったりすることがあります。 - 人間関係への不安
将来、自分が恋愛や結婚をする際に「自分も親のように失敗するのではないか」と恐れることがあります。
3. 長期的な影響(大人になってから)
- 恋愛や結婚観に影響
両親が「仮面夫婦」であったことがトラウマとなり、恋愛や結婚に対してネガティブなイメージを持つことがあります。「結婚は辛いもの」「本当の愛は存在しない」と思い込む傾向があります。 - ストレス管理能力の欠如
幼少期に健全な家庭環境を経験しなかったことで、大人になってからも自分の意見が言えなくなり
ストレスをうまく処理することができなくて、自分を傷つけてしまったり、誰かに当たってしまう傾向があります。 - 連鎖する関係性の問題
自分の親をモデルにしてしまい、リレーションシップでうまくいかなくなった時
自分自身も「仮面夫婦」のような関係を築いてしまうリスクがあります。
Mさんの例
クライアントさんのMさんには二人のお子さんがいます、すでに夫婦間に愛情はなくいわゆる仮面夫婦でした。
小学生になったお子さんが、友達のお泊まりでの誕生日会にお呼ばれされました。
翌日お迎えに行った車の中で、お子さんはすごく楽しかったと 誕生日会のことを話してくれたそうです
そして、「〇〇ちゃんのパパとママは一緒のお部屋で寝てるんだよ、いつも手を繋いでね、キスもしてたよ!」と話したんだそうです。
Mさんの家では手を繋ぐどころか、夫婦の会話も必要最小限でほとんどなく
そんな両親が当たり前だと思っていた彼女の子供にとっては全く違う両親像だったようです。
その話を聞いた時にMさんはこのままこの生活を子供に見せていたら
彼らの将来に支障がきてしまうと気付いたそうです。
この話はあくまでもママ側からのお話で、お子さんの本当の心の中はわかりません
自分のパパとママにもそうなって欲しいと思い伝えたのかもしれません。
子供にとって、一番安心できる場所が家庭であってほしいのです、本来はそうあるべきなのです。
学校で嫌なことあっても、パパとママに助けてもらえる!話が聞いてもらえる!助けてくれる!
そういう空間であるべきなんです。
しかし仮面夫婦の家に帰る子供は親の不仲に気を遣って、いい子の振りをして、顔色を伺って
安心できるどころか、気を遣って生活しなければならないんです。
そして両親に対しての尊敬も信頼もなくしていってしまうのです。

仮面夫婦を修復することはできるのか?
一旦、冷め切ってしまった夫婦の間の修復は、理由にもよりますがなかなか難しいです。
夫婦揃っての相当な努力と時間が必要です。
もし夫婦ともに修復する気持ちがあるのなら、これらの努力をしてみてください。
会話をする
一番必要なことはやはり会話です、こうなってしまった原因が何か問題の本質を見極めます
最初はとても難しいと思うので、結婚記念日やお互いの誕生日等を利用して二人でいる時間を作る努力をしてみましょう。お互いに聞く姿勢を大切に、一方的ではなく耳をかたむけてくださいね。
そこで、素直な感情を話すことができ、相手もそれを受け止めれるか気持ちがあれば少しづつ修復できる可能せもあります。
行動に移す
話ができたら次は行動です、日頃の会話の中に小さなことでも相手に対して『ありがとう』という感謝の言葉を伝えましょう。この『ありがとう』という5文字の言葉すごく大切です。
お互いが共有できる楽しみを作っていきます、それは家族旅行でもいいし、二人で近所のラーメン屋さに行く計画でもいいのです。
外部の力を借りる
”夫婦カウンセリング”を受けるのも一つの方法です
専門家の助けを借りることで、感情や問題を整理しやすくなります。
このカウンセリングを受ける前に、お互いが必ず同意していることがすごく大切です
一方だけの意見では無駄な時間とお金になってしまいかねません。
”信頼できる第三者に相談する”
ただし、必ず双方が安心できて両者の意見をしっかり聞いてくれる相手を選ぶことが大切です。
関係を改善したいという気持ち
仮面夫婦の期間が長ければ長いほど、修復は難しいです。
お互いが努力をするわけですが、ここで相手に完璧を求めてはいけません。
過去を引きづらないこと!これからどう楽しく過ごしていくのかにフォーカスして
相手の気持ちや意見を否定せず、尊重する姿勢が修復の一歩につながります。
子供のために仮面夫婦か離婚か
離婚も仮面夫婦の中で生活をさせることも、子供にとっては辛いことです。
どちらも大人の勝手なのですから。
修復する努力をすることが困難で、ずっと仮面夫婦のまま子供が大きくなるまでと思っているのなら
24時間365日、片時も気を抜くことなく仮面夫婦を演じてください。決して子供に悟られてはいけません!
できますか? 無理だよね。。子供が気づくもん。
もし修復もしたくなくて、子供の為にという大義名分の中で仮面夫婦を装っているのなら大きな間違いです。
仮面夫婦の中で育つより、離婚を選択した方が子供の将来のためにも、そして何よりあなたのためにも幸せです
仮面夫婦の中で育った子供の気持ち
Sさんの例
Sさんは両親が仮面夫婦プラス父親が母親にDVをするという家庭内で暮らしました。物心がついた頃、両親の不仲に気付きました、母親に理由を聞きたかった反面、答えを聞くのが怖くて結局何も聞くことができなかったそうです、でもずっとどうして離婚しなんだろうって思いっていたそうです。小学生の頃何かのきっかけで母親はSさんのために我慢していることを知ってからは、自分の存在を責めると同時にそこから抜け出すことのできない母親に対しての尊敬がなくなったと話してくれました。
Hさんの例
小学生になった頃に両親が仲がよくなということに気付いたそうです、Hさんの前では喧嘩をすることはなかったけど、会話がなく家の中がどんよりとピリピリしてる空気を感じたことを大人になった今でも体が覚えていいて、
そんな空気が嫌で、部屋に閉じこもり親とのいる空間を避けて過ごしていたと話してくれました。
子供心になぜ両親は離婚しないんだろうとずっと思っていたそうです。
まとめ
子供は大人の私達が思っている以上に観察力が鋭いです。
子供は親の表情や態度、空気感を敏感に察知します。仮面夫婦が冷たい態度や不自然な笑顔を見せると
「何かがおかしい」と感じますが、理由がわからず混乱します。
家庭は子供にとって安心、安全な居場所であるはずなのに
それがなくなると、常に不安に苛まれることになるんです。
仮面夫婦になってしまった原因、問題をご夫婦でしっかり話し合い、解決するための努力と
どうすることが子供のために最善なのかを考えてみてください。
この記事があなたの勇気の一歩につながりますように。

