こんにちは オレゴンから ゆみです
今日も一緒に 一杯 笑っていきましょう!
DVとは、ドメステックバイオレンス(Dnomestic Violence)の略で、家庭内暴力のことを言います。
加害者側の歪んだ愛情表現や、暴力、対等でない関係性等から気付かないうちに
最悪のことになってしまっては遅すぎます。
私は婚姻期間中だった頃、気づいた時には彼が帰宅する時間が近づくと過呼吸になっていました。
どうやったら抜け出せるのか?どしたら彼は変わってくれるのか?
いつの間にか笑い方まで忘れていました。
今、これを読んでるあなたにはそうなってほしくない
自分がDVの被害者だということに気づいて欲しいのです。
どうしてそこから逃げることができないのか?
そこにはさまざまな被害者側の心理的、社会的な要因が重なっていると思います
今回はDVの被害者側の心理についてお話します。
DVの種類についてはこちらの記事を参考にしてください
DV 被害者の心理的特徴
1 自己肯定感が低くなってしまっている
パートナーからの繰り返される言葉の暴力やあなたを否定する態度によって、自分の価値がわからなくなります。
卑下する言葉を受けているうちに、自分を見失ってしまうのです。
2 恐怖心
パートナーがまた暴力を振るうのではないかという恐れが常にあって、もしここから逃げたら
もっと酷いことをされる、逃げてもいく所がないという不安。
もし逆らったら、言葉や肉体的、性的な暴力を浴びせられてしまう恐怖と現実。
これらの行為の繰り返しによって被害者は恐怖感を常に抱いてしまいます。
3 DVを恥だと思い込んでしまっている
DVをされているかもと思っても周りに気づかれるのが恥ずかしい、世間体が気になる。
特に国際結婚をしている場合、日本に住む家族や友人にも知られたくない気持ちだったり
周りの夫婦が幸せそうで、世間からの自分の評価を下げたくないため隠そうとしてしまいます。
4 孤独感
誰にも相談できず、社会との関係をコントロールされていくうちに
一人孤独になりますます加害者の思い通りになっていってしまうのです。
どうして抜け出せないのか?
被害者がその関係から抜け出せない理由は被害者がその関係に依存してしまっていることが一つの大きな要因です。
自分を受け入れてくれる人はパートナーしかいないと思い込んでしまい
彼が怒るのは、私が至らないから、私が悪いんだ、彼は疲れているに話しかけた私が悪いからなんだ
怒っても、暴力を振るっても、後で優しいくしてくれるし、謝ってもくれる。
子供は彼のことが大好きだし、子供にはいい父親だと思う。
日本の家族にも心配をかけたくない。
彼は本当は良い人なんだ、愛してるって言ってくれるし
私が彼を怒らせないように 私が変わらなきゃいけないんだ。
そしたら彼も暴力を振るわなくなるはず 暴力さえなくなれば、また普通に戻ると思い込みたい幻想。
彼には私が必要だし、私も彼のこと愛してるし、子供にはいいお父さんだから
本当は優しくて良い人だから。って
私のところに相談に来られるほとんどの方がこの言葉を言われます。
本当は心のどこかで あれっ?これってもしかしてDVなのかなと思いながらも
DVの周期の中で、反省して優しくなる彼に 心が惹かれて許してしまうことを繰り返してしまうのです。
この時点であなたは彼に依存してしまっていると思ってもいいでしょう。
踏みきれない理由
1:経済的な不安 パートナーに経済的依存をしている場合、離婚後の生活費を思うと我慢すれば良いんだと言い聞かせてしまう。
2:子供のため 経済力がないから、子供のためにもここにいれば安定できる。
3:世間体 自分の家族、周りの友人にも知られたらカッコ悪い、恥ずかしいと世間体を気にしてしまう。
他にも理由はありますが、この3つの理由が一番多く挙げられています。
依存と共存の履き違え
被害者の中には、自分が依存していることに気づいていない人がほとんどです。
中には、育った環境の影響から、婚姻生活とは従うことが普通だと思い込んでいる方もいられるのです。
暴力とかも、知らないうちに慣れていき これくらいだったら仕方がないと言われた方もいました。
夫婦の間では依存ではなく、お互いが共存して一緒に夫婦が成長していけるのです。
依存と共存の違い
依存と共存の違い
1. 依存(Dependence)
依存は、相手に過度に依存し、自己の感情的、物理的、または経済的なニーズを相手に頼りすぎる状態を指します。依存的な関係では、一方または両方のパートナーが自分を完全に相手に頼ることで、自己の独立性や自立性が損なわれることがあります。
DVの場合は知らず知らずのうちに相手のペースで、あなたが頼らざるおえない状態に持ち込んでいきます。
2. 共存(Coexistence)
共存は、互いに自立しながらも、バランスの取れた関係を築くことです。お互いが独立した個人として存在し、それぞれの役割やニーズを尊重し合いながら共に生活していく形態です。共存関係では、相手に対して依存することなく、協力して支え合うことが求められます。
お互いに共存できることが理想的な夫婦関係を築いていける基本だと思います。
特徴 | 依存(Dependence) | 共存(Coexistence) |
---|---|---|
自立性 | 一方または両方が自立できていない | 互いに自立している |
感情的な依存 | パートナーに過度に依存し、自己価値を相手に求める | 自己肯定感があり、感情的な依存はない |
支え合い | 支え合いのバランスが取れていない。片方が常に支えられる側 | 支え合いが対等で、協力し合っている |
関係 | 一方が支配的であったり、過度に依存していることが多い | 平等で、互いに尊重し合う関係 |
問題解決 | 相手に依存し、問題を相手の言いなりで反論できない | 各自が問題を解決し、協力して乗り越える姿勢がある |
支援の第一歩
被害者が抜け出すためには、あなたが置かれている状態を誰かに相談することが抜け出すための一歩です。
自分一人で抱え込んでいると、ほとんどの場合、自分を否定して我慢すれば済むことだと終わらせてしまいがちになるからです、同じ経験者や専門家に相談することで健全な関係性とは何かを学ぶことができます。
全米の相談機関・団体
機関・団体名 | 支援内容・連絡先 |
---|---|
National Domestic Violence Hotline (全米DVホットライン) | 接近禁止命令の取得,生活再生のための情報提供など。電話またはオンラインチャット 1-800-799-7233(24時間・無料相談 ホットライン) |
National Sexual Assault Hotline (全米性暴力ホットライン) | 地域の支援機関の紹介,相談受付など。電話またはオンラインチャット 800-656-4673(24時間・無料相談 ホットライン) |
Office of Children’s Issues (アメリカ合衆国国務省) | ハーグ条約,国際的な子どもの誘拐・連れ去りについての相談受付 888-407-4747(米国・カナダ内) |
USCIS (アメリカ合衆国市民権・移民業務局) | DV被害を受けた方のための米国滞在資格変更の申請受付 |
在アメリカ合衆国日本国大使館WEBサイトより
全米DVホットラインでは、あなたが住んでいる地域のサポート施設等を紹介してくれます。
まとめ
DVの加害者と被害者の間には、被害者側の依存も大きく関係しています。
特に国際結婚の場合、近くに家族もいなければ、すぐに車を飛ばして逃げていくこともできません。
もしかしてDVかも?
もしくは確実にDVって気づいてても、一歩を踏み出すことの勇気が難しいのはすごくわかります。
私もそうでした、私が我慢すれば、子供が18歳になるまではの我慢だ!って
何度も何度も、自答自問する日々でした。
日本に住む親には心配かけたくないし、周りに同じ境遇の人もいなく
本当に毎日苦しかったです。
元旦那が仕事でいない間の息子と過ごす時間だけが、唯一の幸せな時間でした。
息子にとってはいい父親だし、子供も彼のこと大好きだし
私さえ我慢すればって本当に毎日思っていました。
でもね
子供が大好きなママのことを泣かすパパはいい人なんかじゃないよ
まずは気づくこと。
誰かに話すこと、聞いてもらうこと、相談すること、吐き出すこと。
すごく勇気がいることだけど、それができたらまた次に進めるよ。
どうかこの記事があなたの一歩につながりますように。