本日もお疲れさまです!
こんにちは オレゴンから ゆみです
おかげさまで、今日も元気でやってます。
今回の記事では、離婚時における親権についてお話ししたいと思います。
国際離婚の相談の中でも、必ず質問されるのが親権問題です。
私はアメリカで離婚を経験し、結果的に100%の親権を取ことができました。
離婚が成立した当時、私には今ほど知識が無く、日本での離婚の感覚で全部の決定権を手に入れたと思ってました。しかし、アメリカでの親権は日本とは違い、100%の親権を手に入れたとしても相手との関わりは続くという現実でした。
そして、その過程で私が強く感じたのは、「親権を取ることがゴールではない」ということでした。
「アメリカの離婚は親権が50/50になる?」
「子どもと離れないといけないの?」
このような不安の言葉を皆さんから聞かれます。
この記事では、アメリカの離婚でよく出てくる「親権50/50」の考え方と、後悔しないために知っておきたいポイントをチェックリスト形式でまとめています。
※この記事は一般的な情報と私の経験をもとにまとめています。州や状況によって内容は異なるため、具体的な判断は専門家にご相談ください。
アメリカの親権は50/50が基本?
結論から言うとね。
アメリカでは親権が50/50になるケースが多いけど、絶対ではありません。
親権の判断はすべて「子どもの最善の利益(best interests of the child)」を基準に決められます。
つまり、どちらの親が有利かではなく、子どもにとって何が一番良いかが重視されるねん。
そのため状況によっては、50/50だけでなく、100/0になることもあります。
親権50/50チェックリスト
一般的な傾向をもとにしたチェックリストを作ってみました。
州やケースによって異なりますが、自分の状況を整理する参考にしてください。
🏠 生活・環境
□ 子どもと日常的に関わっている
(送り迎え・ご飯・寝かしつけなど)
□ 子どもが安心して過ごせる住環境がある
□ 学校に通える距離に住んでいる
□ 引っ越しの予定がない(または現実的に調整可能)
💰 経済・安定性
□ 安定した収入がある
□ 子どもの生活費や医療費を継続して支えられる
□ 仕事の時間が子育てと両立できる
🤝 親同士の関係
□ 最低限のコミュニケーションが取れる
□ 子どもの前で相手を否定しない
□ スケジュール調整に協力できる
□ 子どもを“取り合い”にしない意識がある
🧠 判断力・関わり方
□ 子どもの学校・健康・生活に関心を持っている
□ 医療や教育の判断に関わってきた
□ 子どもの意思や気持ちを尊重できる
⚠️ 安全面(ここ超重要)
□ DVやモラハラがない
□ 子どもに対する危険行為がない
□ アルコール・薬物の問題がない
□ 怒りのコントロールができる
👶 子ども視点
□ 子どもが両親と関係を持つことに安心している
□ 子どもの生活リズムが大きく崩れない
チェックの見方
✔ YESが多い
→ 50/50になる可能性が高い
✔ NOが多い
→ 片方に比重が寄る可能性あり
特に 安全面に1つでも問題がある場合は、50/50にならないケースも多い傾向があります。
親権には2種類ある
アメリカの親権は、大きく分けて2つの種類があります。
Physical Custody(フィジカル・カストディ)
Physical Custodyは、子どもがどこに住むか、日常生活を誰が管理するかを決める権利です。
- 平日や週末の居住場所
- 食事・就寝・学校の送り迎え
- 日常の安全管理 など
日常の生活の管理、学校への送迎、医療受診、食事や寝る時間の調整など、子どもと一緒に過ごす時間に関わる決定権と考えるとわかりやすいです。
私の場合、週末の過ごし方や仕事のスケジュールを調整するのに苦労しましたが、Physical Custodyを持っていたので、年間を通して子どもの生活基盤が私側になりました。
Legal Custody(リーガル・カストディ)
Legal Custodyは、子どもの人生に関わる・教育・医療・重要な生活の決定権です。
アメリカ特有の事情として、宗教教育の選択や医療方針が大きく関わることがあります。
具体的には
・学校や教育の選択
・医療や治療方針
・宗教に関する方針
医療、学校、教育など、家庭だけではなく子どもの将来に大きく影響する選択が含まれます。
アメリカでは、特に宗教の方針や医療の選択、学校選びが親権の争点になることがあります。
どの病院で治療を受けるか、宗教が絡むと使えない薬とか医療方針で出てきますよね。教育にしてもどの宗教教育を受けさせるか、どの学校に通わせるか、といった判断はLegal Custodyを持つ親が関わることになるんです。
両親で共有する場合と、片方だけが決定できる場合があります。
親権を取っても終わりではない
親権を多く持ったとしても、それで完全に終わりではありません。
多くの場合、もう一方の親には面会の権利が認められます。
これは、子どもにとって両親との関係を維持することが大切だと考えられているためです。
アメリカでは、親権や面会の取り決めを「Parenting Plan(親計画)として書面にすることが一般的です。
多くの州では、この計画を裁判所に提出し、正式なルールとして承認されます。
Parenting Planで決める内容
・子どもと過ごす時間の配分
・平日、週末、休暇のスケジュール
・受け渡し方法や場所
・学校や教育に関する取り決め
・医療の判断方法
・親同士の連絡方法
・引っ越し時の対応
・トラブル時の解決方法
親同士で合意できればその内容が採用され、合意できない場合は裁判所が最終判断を行います。
安全面に問題がある場合には、面会方法が制限されることもあります。
正直、離婚もだけどこの取り決めがほんまに大変でした。
両者譲らず。。でもこうなってしまったら子どもが可哀想なんだよね、誕生日にホリデー決め事はてんこ盛りでした。このParenting Planについてはまた別の記事で詳しくお伝えしたいと思います。
私の経験から伝えたいこと
実際に経験して感じたのは、親権を取ることだけに集中するんじゃなくて、大切なのは子どもが安心して生活できる環境を整えることやと思うねん。離婚時の条件にもよるから一概には言えないけど、異国で離婚して子どもを育てていくことは、わからないことが山積みです、小さい頃はいいかもしれないけど、子どもの成長と共に学校関係の問題とかも出てきます。
そのためにも、親権の種類を理解をして、現実的なParenting Planを作ること、感情だけでなく状況を見て判断することこれがとても重要になると思いました。
住んでる州の法律は必ず確認
アメリカでは州ごとに法律やルールが異なります。
そのため、自分が住んでいる州の情報を事前に確認することがとても大切です。
以下のサイトから、各州の親権に関する基本情報を調べることができます
Justia全米50州の親権に関する法律やフォームがまとめられているサイトです。
どの州にどんな制度があるのか、広く知りたい方におすすめです。
Find Law州ごとの親権ルールや基本的な考え方が整理されています。
自分の州の制度をざっくり理解したいときに役立ちます。
Oregon Law Helpオレゴン州の親権・面会・Parenting Planについて詳しく解説されています。
オレゴン州にお住まいの方は、まずここを確認するのがおすすめです。
まとめ
アメリカの親権は50/50になることも多いですが、絶対ではありません。
親権には
生活を決めるPhysical Custody
重要な判断を行うLegal Custody
の2種類があります。
そして、親権や面会はParenting Planとして具体的に決めていきます。
自分と子どもの未来を守るために、できることから少しずつ準備していきましょう。
知ってるだけで、強さになります。
今は何も起きてなくてももしもの時にここへ戻ってきてください。
この記事があなたの勇気につながりますように。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

